平素は、株式会社JBECおよび当社JBECグループにおきまして格別のご厚誼にあずかり、深く御礼申し上げます。
当社は、1975年の設立以来、農山村地域の活性化から新エネルギーの導入に関する各種コンサルティング事業を重ねて参りました。
その後、化石燃料資源の乏しい我が国において、“土・水・空気・太陽光・人材”という『固有の資源で持続的に生産できる再生可能エネルギー』に着目し、
数々の実験・研究開発を重ねた結果、2009年に当社独自開発技術として『バイオマスガス化による高純度水素回収技術』の特許を取得致しました。
以後現在に至るまで様々な改良を積重ねた2020年現在、東京理科大学との共同研究開発技術も含め国内外で16種類の技術特許を申請・取得するに至っています。
(一部出願中を含みます)
2017年、日本国政府により「水素基本戦略」が策定され、水素社会の実現に向けた方向性・ビジョンが示されました。
更に、世界的なトレンドである脱炭素化の大きな動きを受けて、2019年3月には、新たに「水素・燃料電池戦略ロードマップ」が策定され、
目指すべき水素社会の具体的な目標が設定されました。
このような状況下、当社は、再生可能エネルギーであるバイオマス由来のCO2フリー水素の製造技術と併せ、昨今、世界中で深刻な環境問題を
引き起こしている廃プラスチックを原料として活用することに着目し、実証プラントにて水素製造が可能であることを確認致しました。
現在、当社におきましては、『バイオマス利活用プロジェクト』及び『廃プラスチック処理活用プロジェクト』を、国内マーケットを中心に、
米国等諸外国での複数の受注を目指しております。
また、コンパクトな【コンテナタイプの新型プラント】が開発できたことから、設備コストの低減・工期の短縮・メンテナンスの簡易化等を
図る事ができる為、商用プロジェクトへの積極的な活用を模索しております。
当社グループは “先進・独自の技術をもって新しい価値を創造し、豊かで快適な社会環境の実現に貢献する”という企業理念のもと、
「Create for the Next Generation」を合言葉に、50年後100年後を視野に入れた企業活動に取り組んで参ります。
創業当初のコンサルティング業務のノウハウを活用しつつ、グローバルに活躍できるエンジニアリング企業、エネルギー企業への変貌を遂げることで、
企業価値の向上を追求して参ります。
同時に信頼される企業ブランドの確立に努めて参る所存です。
今後も、皆様のより一層のご支援を賜ります様、お願い申し上げます。
株式会社JBEC
代表取締役 小藥 拓巳